ソウル市江南区九龍村の火災原因は電気問題と推定=韓国(画像提供:wowkorea)
ソウル市江南区九龍村の火災原因は電気問題と推定=韓国(画像提供:wowkorea)
旧正月連休(21~24日)を控え、ソウル市カンナム(江南)区のクリョン(九龍)村で発生した火災原因は電気的要因と推定された。

24日、消防当局と警察によると、両機関は火災が発生した20日と翌日、相次いで合同鑑識を行った。消防当局はその後も情報提供を追加で受け付けるたびに現場を調査していた。

九龍村の中には防犯カメラがほとんどなかった。消防当局と警察は火災目撃者の供述をもとに最初の発火地点を追跡していた。

火災現場周辺に疑わしい人物がいたとか、誰かが火をつける場面を目撃したとの情報提供、または通報は現在までないという。

消防当局は1次鑑識の結果、4地区のある教会近くの住宅で電気的要因により発火したと見て、正確な火災原因を調査している。

放火や失火を除き、火災は通常、電気・機械的要因やガス漏れ、交通事故などで発生する。電気的要因には電線や電気器具のショート・漏電・過負荷などが含まれる。

消防当局と警察、韓国電気安全公社などの関連機関は火災が発生した20日午前、原因究明のための1次会議を開いた。

旧正月連休前日の20日午前、九龍村で発生した火災では、住宅60軒、面積では2700平方メートルが焼失し、被災者62人が発生した。

九龍村は‘トッソム’と呼ばれる断熱材とビニール・合板・発泡スチロールなど、火がつきやすい素材で建てた仮設建物が密集し、火災に弱い構造である。

江南消防署によると、2011年3月から昨年3月まで九龍村では、計26件の火災が発生し、1人が死亡、3人が負傷していた。

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