韓国政府、食料自給率を高めて海外からの供給網を確保へ…食糧供給の安定化を目指す=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国政府、食料自給率を高めて海外からの供給網を確保へ…食糧供給の安定化を目指す=韓国報道(画像提供:wowkorea)
世界のサプライチェーンの再編と気候危機の深刻化によって食糧供給の重要性が高まる中、農林畜産食品部は中長期的な食糧確保の強化案を出すことを決めた。

農林畜産食品部は今年5月に中長期食糧安保強化チームを設け、関連機関などと共に方案を模索してきた。中長期食糧安保強化方案には主要な食料品の自給率の向上、海外の供給網の確保などの内容が盛り込まれる予定だ。

韓国の食糧自給率(2020年時点)は45.8%で、穀物の自給率は20.2%にとどまる。特に米の次に消費量が多い小麦と豆の自給率はそれぞれ0.8%と30.4%に過ぎない。

政府は食糧確保の強化のために、2021年9月に「国家食糧計画」をまとめ、2025年までに小麦と豆の自給率をそれぞれ5%と33%まで高め、備蓄量をそれぞれ3万トンと6万トンに増やすとしている。

海外の供給網の確保も中長期的な食糧供給力の強化のための重要課題だ。農林畜産食品部のチョン・ギョングン長官は7月、民間の穀物流通企業であるポスコインターナショナルを訪問し、海外の穀物供給網の確保策について話し合った。

チョン長官は「韓国は穀物の対外依存度が高く、国内の自給率向上に努めることに加え、安定的な海外の供給網の確保が何より重要だ」と強調した。
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