中国の政治経済専門家は「(中国が)観客席でマスクをしない人が映し出された部分を、別の場面に入れ替えている」と説明した。
香港SCMPによると、中国中央(CC)TVは27日、カタールのアフメド・ビン=アリー・スタジアムでおこなわれた「FIFA W杯カタール大会」グループリーグE組第2戦、日本対コスタリカ戦での“ノーマスク”応援団が国旗を揺らす場面を、選手や大会関係者、スタジアムに変えて映し出した。
また、オーストラリア対チュニジア戦でもCCTVは同じような方式で編集し、オンラインとSNSには編集画面と原本画面を比較する映像が多数投稿された。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)もまた、こうした状況を報道し、「マスクをせずイベントを楽しむ姿は、封鎖やPCR検査が繰り返される中国の日常と差がある」と分析した。
またMBCはこの日、ラジオ「キム・ジョンベの視線集中」を通して、現在北京(ぺきん)に住むイ・チョル作家と電話をつないで現地の状況を確認した。イ作家は「これまで中国政府は、全国的なロックダウンとマスク着用の義務化、ソーシャルディスタンスを強調してきた。しかし、W杯を見ると、世界から集まった数万人がひとりもマスクを着用していないのだ」と述べ、「上海(しゃんはい)にいる知人が、韓国でのW杯中継と中国でのW杯中継を比較してみたそうだ。すると、時差が7分程あったという。その7分の間に観客席のノーマスクシーンを別の画面に入れ替えたのだ」と説明した。
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