韓国の尹錫悦大統領は「5年以内に宇宙開発予算を2倍に増やす」と語った(画像提供:wowkorea)
韓国の尹錫悦大統領は「5年以内に宇宙開発予算を2倍に増やす」と語った(画像提供:wowkorea)
韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は28日「5年以内に宇宙開発予算を2倍に増やし、2045年までに少なくとも100兆ウォン(約10兆3628億円)以上の投資を引き出す」と語った。また「宇宙航空庁」を新設し、国家宇宙委員会議の委員長を引き受け「宇宙経済の時代を着実に準備していく」という計画も打ち出した。

尹大統領はこの日の午後、ソウルのJWマリオットホテルで開かれた “未来宇宙経済ロードマップ宣布式”で「2023年末に発足する宇宙航空庁は、宇宙航空政策を立て研究開発と技術確保を主導していく」と語った。

尹大統領は「これからは宇宙に関するビジョンのある国が世界経済を主導し、人類が直面している問題を解決していくことができるだろう」とし「韓国は5年以内に、月に向けて飛び立つことのできる発射体のエンジンを開発し、10年後の2032年には火星に太極旗を立てる」と語った。

つづけて「韓国型衛星航法システムを構築し、UAM(都心航空交通)・自動走行車など新産業を支援していく」と付け加えた。

尹大統領は「宇宙開発は最先端技術の集約体であり、既存の産業を復興させ新産業を誕生させる動力だ」とし「ヌリ号より強力な次世代発射体を開発し、発射体と衛星の核心部分に関する技術自立を成していく」と説明した。

また、宇宙技術を活用する国家安保についても強調した。

尹大統領は「宇宙技術はわれわれの安保とも直結している」とし「宇宙技術を活用する国とそうでない国の安保格差は、今後一層顕著に表れるだろう」と語った。

つづけて「宇宙安保戦略体系を立て、宇宙作戦に特化した宇宙安保技術開発のため、民間・軍の協業体系を強化していく」とし「米韓同盟を米韓宇宙同盟へと発展させ、国際社会との宇宙安保協力を拡大させていく」と語った。

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