教室内での不倫行為を同僚に見つかった既婚の男女教師、それぞれの配偶者に慰謝料支払いへ=韓国(画像提供:wowkorea)
教室内での不倫行為を同僚に見つかった既婚の男女教師、それぞれの配偶者に慰謝料支払いへ=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、それぞれ家庭を持つ小学校の教師同士が教室内で愛情行為をして同僚に見つかる事件があった。

 14日、法曹界によると、首都圏の小学校で同じ学校に勤務する30代の男性教師Aと女性教師Bは2020年4月に授業が終わった後、誰もいない教室で性行為をして同僚教師に見つかったという。

 同じ学校で勤務しながら親しくなり、不倫関係を維持していた二人の関係はこれによってまたたく間に広まった。二人は「不適切な行為」によって軽懲戒処分を受け、配偶者にも不倫の事実を知られることとなった。

 Bの夫Dさんは大きな衝撃の中でも妻を許し、Bは家庭に戻ることができた。一方、Aは妻Cさんから離婚訴訟を起こされ、家庭を失った。

 Cさんは離婚訴訟とともに、夫との不倫の当事者であるBを相手に昨年10月「不貞行為によって精神的な苦痛を受けた」として1億5000万ウォン(約1500万円)の慰謝料を請求する訴訟も起こした。

 Cさんが訴訟を起こすと、Bの夫Dさんもことし2月に「不貞行為によって配偶者としての権利を侵害され、精神的な苦痛を受けた」としてAを相手に3000万ウォン(約300万円)の損害賠償請求訴訟を起こした。

 裁判所は最近、AとBの賠償責任を全て認め、それぞれ不倫相手の配偶者に2500万ウォン(約250万円)を支払うよう判決を下した。裁判所は慰謝料の金額選定基準について「配偶者との婚姻関係と不貞行為の内容、期間、そして婚姻関係に及ぼした影響を考慮した。相手の配偶者が不貞行為を知った後のAとBの態度も共に判断した」と明らかにした。

 一方、教師間の不倫は他の不倫行為と同じで、通常減俸やけん責などの軽懲戒処分を受ける。2020年にチョルラプクト(全羅北道)の小学校の教室で不倫行為をして摘発された既婚男性教師と未婚女性教師も減俸1か月とけん責処分となった。当時、教育庁側は「私的領域であり、姦通法が廃止された点を鑑みた」と明らかにしていた。

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