男性は水力発電所の職員で、地震発生時は山間部にある発電所にいたが、同僚と共に救助を待つ間に1人はぐれてしまい連絡が途絶えていた。警察や消防隊、民間救助隊が協力し捜索にあたったが、男性発見にはいたらなかった。
山の地形に詳しい住民A氏が、男性が山中にいる可能性があることを知り捜索に協力。21日午前9時ごろ、「助けて」という声を聞き、駆けつけたところ、山中で横たわる男性を発見した。A氏を見た男性はしばらくの間泣き続けていたという。
男性は「同僚とはぐれた後、周囲は崖に囲まれていたため下山することもできず、山の上に向かって歩いた」とし、「発見されるまでの間、山の水と野生の果物で飢えをしのいでいた」と語った。
この2、3日は歩くこともできず、横になっていたところA氏によって救助された。
その後男性は、連絡を受け出動した救助のヘリコプターで近隣の病院に運ばれた。全身打撲、ろっ骨骨折などが見られるが、バイタルは安定しており、意識もはっきりしているという。
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