19日の夜、強風と大雨に見舞われている釜山・海雲台の様子(画像提供:wowkorea)
19日の夜、強風と大雨に見舞われている釜山・海雲台の様子(画像提供:wowkorea)
台風14号の北上によりプサン(釜山)、ウルサン(蔚山)、キョンサンブクト(慶尚北道)、キョンサンナムド(慶尚南道)地域に台風警報が発令されている中、被害報告も相次いでいる。

中央災難安全対策本部によると、台風14号は19日の午後11時時点で、鹿児島県の北北西約20キロ付近に上陸し時速22キロの速度で北上している。台風北上の影響でチェジュ(済州)・カンウォン(江原)ヨンドン(嶺東)・キョンサンド(慶尚道)の海沿いを中心に雨が降る見込みだ。

台風14号は19日午前4時ごろに済州南部のソグィポ(西帰浦)の沖合に最も近づいた後、午前8時ごろから韓国内陸部に本格的に影響を与えるものとみられている。

その後、午前8時にチョルラナムド(全羅南道)ヨス(麗水)南部、午前9時にキョンサンナムド(慶尚南道)トンヨン(統営)・コジェ(巨済)、午前10時にチャンウォン(昌原)・釜山・キメ(金海)・ミリャン(密陽)、午前11時にヤンサン(梁山)、正午に蔚山・キョンジュ(慶州)、午後1時にポハン(浦項)が影響圏に入る見込み。この地域は全て台風の強風圏に入り、最大風速25~35mの強風が吹く恐れがあり、警戒が必要だ。

済州島北部の海岸では行方不明者が出た。18日午後7時47分ごろ、済州市の海岸道路近くの磯で釣りをしていた男性が海に流されたという通行人の通報が入り、捜索作業が行われている。

釜山地域では住宅の塀が崩壊し、工事現場の遮蔽幕が破損する被害が出た。スヨン(水営)区ではエアコンの室外機が脱落する事故が発生した。

現在、釜山では32世帯47人、慶尚南道では5世帯6人など、37世帯53人が一時避難している。ハルラサン(漢拏山)国立公園など4つの公園の91か所が立入禁止になり、9つの海運航路12便が欠航した。キンポ(金浦)、済州、インチョン(仁川)、金海などでは12の航空便が欠航した。

台風の影響により釜山市では19日、全ての幼稚園・小学校・中学校・高校でリモート授業に切り替える。蔚山の5校と浦項の12校でもリモート授業を行い、済州、蔚山、慶尚北道などでは登校時間の調整を行う。慶尚南道の130校では正常登校後、気象状況によって校長の判断により学校運営を調整することにしている。
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