報勲処「KBS、国軍のベトナム戦民間人虐殺を事実化…反論権を保障すべき」(画像提供:wowkorea)
報勲処「KBS、国軍のベトナム戦民間人虐殺を事実化…反論権を保障すべき」(画像提供:wowkorea)
国家報勲処はKBSが最近ベトナム戦争当時の韓国軍による民間人虐殺疑惑を扱った放送と関連し「偏った放送をした」と強い遺憾を表明した。

報勲処はこの日、文章を通じて「公営放送であるKBSが先月7日、『時事メントリー追跡(顔、虐殺と記憶)』で韓国軍のベトナム民間人虐殺疑惑を既定事実化する偏った放送をした」と指摘した。

続いて「ベトナム戦参戦功労者たちの激しい反発とともに大規模な抗議集会が続いている」とし「ベトナム戦参戦功労者の支援と名誉の宣揚を管轄する主務省として深い遺憾の念を示す」と明らかにした。

同時に報勲処は反論権が保障された「追加放送」を要求した。

報勲処は「関連内容は現在訴訟中であり、少なくとも訴訟当事者間に公平な反論権が保障されなければならない」とし「それにも関わらずKBSは一部のベトナム人の主張に放送時間の大部分を割き、ベトナム戦参戦功労者側の反論権が十分に保障されていなかった」と批判した。
続いて「報勲処は全ベトナム戦参戦功労者の名誉が大きく失墜される状況がもたらされたことに深刻な遺憾を表明する」と話し、「参戦者側の十分な反論権が保障された『追加放送』の編成を望むと同時に、本件の深刻性を考慮し、今後、関連当事者または団体などの反論権が十分に保障されるバランスの取れた取材と放送を要求する」と言った。

さらに、「報勲処は今後もベトナム戦争参戦者の名誉が毀損(きそん)されないよう、国防部およびベトナム戦参戦者会などと必要な対応をしていく」と付け加えた。

一方、ユン・ソギョル(尹錫悦)政権で任命された報勲処長に任命されたパク・ミンシク氏は父親がベトナム戦に参戦した「報勲家族」の一員でもある。パク処長の父親である故パク・スンユ中佐はアメリカ諜報部隊で教育を受けた後、ベトナム戦に参戦し1972年6月に戦死した。
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