未来統合党(現与党“国民の力”の前身)のユ・スンミン(劉承旼)元議員は5日の午後、フェイスブックを通じて「中国の官営メディアは尹大統領の “ペロシ・パッシング”について『礼儀正しい決定』と称賛した」とし「中国にとって『礼儀正しい決定』がわれわれの国益に役立つのか、大統領は国民に説明しなければならない」と指摘した。
ユ元議員は「状況によって米国と中国の間を行ったり来たりする日和見主義は通じない。米国も中国も愚かではない」とし「外交において最も危険なことは、同盟とパートナーをごちゃ混ぜにすることで、同盟とパートナーを全て失うことだ」と伝えた。
つづけて「最上の米韓同盟として、国家の安保を死守することが全ての根本であり、その上に中国と互恵の原則によるパートナーシップを発展させるのだ」とし「米国に事大せよというのではなく、米国の力を利用してわれわれの国益を守ろうということだ」と強調した。これは「バランス外交を掲げた革新政権の戦略では安保を守ることはできない」という指摘である。
一方、ナ・ギョンウォン(羅卿瑗)“国民の力”元院内代表は同日、尹大統領の行動について「残念な部分がある」と語った。ナ氏はこの日の午前、議員会館で開かれた “国民の力”政策フォーラムで講演し、先のように語った。
ナ氏は「尹大統領は当選者当時『米韓同盟を強化する』と語ったことで、中国から先に習近平中国国家主席との電話会談の要請がきた」とし「ムン・ジェイン(文在寅)政府が続いていたら、経済安保・価値外交の時代に米国と中国の間で綱渡りをし、何もできなかっただろう」と語った。
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