夕食会で立ち話をする朴氏(右)と安氏(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
夕食会で立ち話をする朴氏(右)と安氏(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【プノンペン聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は4日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議のため訪れているカンボジア・プノンペンで北朝鮮代表の安光日(アン・グァンイル)ASEAN代表部大使兼駐インドネシア大使と遭遇し、短時間、対話した。

 韓国外交部によると、朴氏は4日夜にプノンペンで開かれたASEAN関連の夕食会の席で安氏と顔を合わせたという。両氏の会話の内容は明らかになっていない。外交部が公開した写真で朴氏と安氏は立ったまま会話しており、両氏の無表情な様子からあいさつ程度に終わったとの見方が出ている。

 朴氏と安氏は5日に開かれるASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議で再び顔を合わせると予想される。

 ARFは北朝鮮が参加する唯一の域内の多国間協議。台湾海峡問題やロシアのウクライナ侵攻などとあわせ、朝鮮半島問題が今年の主要議題のひとつとなる。

 朴氏はARFで、北朝鮮による最近の頻繁な軍事挑発で朝鮮半島情勢が厳しくなっていることを説明し、北朝鮮の完全な非核化を実現するための国際社会の対北朝鮮協力の重要性を強調するとみられる。

 安氏はこれに対し、北朝鮮の軍事行為は自衛権の行使にすぎず、むしろ国際社会がダブルスタンダードの姿勢を取っていると反論すると予想される。


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