新型コロナ感染傾向鈍化「在宅集中管理群廃止」無症状者も保険適用=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナ感染傾向鈍化「在宅集中管理群廃止」無症状者も保険適用=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では、新型コロナ感染再拡大傾向が確実に鈍化する姿だ。専門家たちは1~2週間以内にピークを迎えると推測している。これとともに在宅治療者のうち集中管理群が廃止され、無症状濃厚接触者も近隣病院・医院で迅速抗原検査を受けるとき5000ウォン(約510円)のみ負担すればよいなど、新型コロナの対応も変わる。

31日、韓国中央防疫対策本部によると、同日午前0時基準、新規感染者は7万3589人と集計された。前週(7月24日)6万5373人に比べ、わずか8216人、1.12倍多い。7月24日基準前週同一(17日)1.62倍に比べると、増加傾向の鈍化が確然だ。

専門家らは、感染再拡大傾向の鈍化の理由に、△ワクチン4回目接種参加が予想より高く、感染者数の減少につながり、△「ケンタウロス」と呼ばれるBA.2.75変異株の伝播力が懸念していたほど高くなく、流行を主導する可能性が小さくなっており、△韓国国民はほとんどオミクロンの大流行時に感染したため、他国より再感染率が落ちていることをあげた。防疫当局は、当初予測した頂点である「8月中旬日平均28万人」を、これより早い時期に、20万人に修正した状態だ。

ただし、拡大傾向自体は進行中であるため、当局は一部新型コロナ対応を変更する。最も目立つ内容は、在宅治療者のうち高リスク群である「集中管理群」管理体系を廃止する。これまで60歳以上の感染者までは集中管理群に分類され、一日1回の電話モニタリングを受けていた。しかし、8月1日から検体を採取した感染者は、すべて一般管理群とみなす。この日基準、在宅治療者は49万36人だが、このうち集中管理群は2万1958人だ。

イ・ギイル保健福祉部第2次官は、廃止の背景に対して「(集中管理群対象者らが)“むしろ一般医療体系内でする方がよい”という複数の提案をしてくれた」とし「早く処方し、早く治療をするのが一番良いという意見があったからだ」と明らかにした。

無症状者の近隣病院・医院での抗原検査も、来月2日からは健康保険を適用する。以前までは感染者と接触をしたが、濃厚接触者に分類されていない人は3万~5万ウォン(約3100~5100円)程度の検査費を支払い、専門家用迅速抗原検査を受けなければならなかった。

今後は、無症状者が医師の判断により濃厚接触者など疫学的関連性が立証される場合には、呼吸器患者診療センターなどで実施している専門家用迅速抗原検査に対し、健康保険を適用する。これにより無症状者は診察料として、医院基準本人負担金5000ウォン(約510円)のみ負担すればよい。

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