ソウル市内で記者会見を行う男性の妻(右)と実兄=17日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル市内で記者会見を行う男性の妻(右)と実兄=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】2020年9月に黄海を漂流していた韓国の男性公務員が北朝鮮軍に射殺され燃やされた事件を巡り、韓国の監査院は17日、海洋警察庁や国防部などへの監査に着手した。海洋警察庁と国防部は16日、2年前の中間捜査結果で男性が自ら北朝鮮に渡ろうとしたと発表したことを謝罪。男性が自らの意思で越境したと断定できる根拠が見つからなかったとして、同捜査結果を覆した。

 海洋警察庁は男性が行方不明になってからわずか8日後に中間捜査結果を発表している。同庁は軍と情報当局が北朝鮮の通信を傍受して得た情報などを根拠に男性が自ら越境しようとしたと判断したが、監査院はこの判断に至った経緯を全般的に監査する方針を示した。

 海洋警察庁は2年前、男性がギャンブルによる借金で精神的なパニック状態になり、現実逃避の目的で越境したと判断されると発表したが、監査院は「最初の報告過程や手続きなどを詳しく点検し、業務処理が適法・適正だったかを確認する」としている。

 国防部が当時、記者団に対し、男性が越境を試みたと推定されると明らかにしたことも監査の対象に挙げた。


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