韓国では室外マスク着用の解除などにより、室内でも「ノーマスク」の人が増えた(画像提供:wowkorea)
韓国では室外マスク着用の解除などにより、室内でも「ノーマスク」の人が増えた(画像提供:wowkorea)
「大胆にマスクをしない人が増えた。特に酒に酔った “ノーマスク”の客が増えた。『マスクをしてほしい』と言っても聞こえないふりをする」

韓国・ソウルのとあるコンビニエンスストアの店主は最近、客ともめる回数が増えた。防疫措置の緩和や室外マスク着用の解除により利用客は増加したが、それと同時に「マスク返上」の客も増えたためだ。

ソウルで市内バスを運転するパク氏(51歳)も、マスク未着用の乗客のため困っている。パク氏は「時々マスク着用を守らない方に会うと困惑する。注意すると、むしろ運転手に怒りをぶちまけたり暴力をふるおうとする人もいると聞いた」と語った。

「室外マスク解除」が開始されてからある程度経ったことで、「マスク返上」の客が増えている。今月2日から、室外マスク「解除」・室内マスク「維持」という異なる政策が始まったことで、「室内」でもマスクをしない人が増えたためだ。人々のマスク未着用に対する考えが変化したことで、公共交通の運転手や自営業者たちの困惑は深まるばかりだ。

きょう(31日)韓国信用データポータルによると、室外マスク着用の解除以降、個人事業主の売上は昨年に比べ増加した。今月2~8日には前年比19.4%・9~15日20.9%・16~22日17.8%とそれぞれ増加している。防疫措置の緩和や室外マスク着用の解除が肯定的な影響を与えたものとみられる。

一方、売上の増加とともに、職員たちの困惑やマスク関連の相談も増加している。ソウル市電子民願応答所では、今月1か月間に「バスでマスクをつけていない」などマスクに関する相談が、毎週30~40件舞い込んでくることが伝えられている。

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