台湾政府の高位関係者は「中国による台湾武力侵攻時、国際社会は対露同様の制裁に乗り出さなければならない」と強調した(画像提供:wowkorea)
台湾政府の高位関係者は「中国による台湾武力侵攻時、国際社会は対露同様の制裁に乗り出さなければならない」と強調した(画像提供:wowkorea)
台湾政府の高位関係者は「中国が台湾に対する武力侵攻を敢行する場合、国際社会はウクライナを侵攻したロシアに科した以上の制裁に乗り出さなければならない」と強調した。

7日(現地時間)ロイター通信によると、台湾の呉ショウ燮(ご・しょうしょう) 外交部長(外相)はこの日、台北で開かれたEU(ヨーロッパ連合)創立記念行事で、記者たちに「台湾が中国から武力脅威を受けたり侵略を受けるなら、国際社会は台湾を支持し、いつでも共にあるということを示してくれることを望む」とし「ロシアとベラルーシに国際社会がしたように、中国に対しても攻撃的な制裁措置を加えなければならない」と語った。

ウクライナに対するロシアの全面侵攻が始まって以降、直接的な中国による攻撃の切迫した兆候はないにもかかわらず、台湾では中国による武力侵攻に対する警戒の声が高まっている。

米国とヨーロッパなどの国際社会も、ウクライナ戦争で予想外の苦戦に直面しているロシアの姿を例に、中国が台湾を武力で侵攻するという過ちを行なわないよう、幾度も警告している。

これに対し中国は「主権国家間の衝突はウクライナ戦争とは異なり、両岸(中国と台湾)問題は “一つの中国”という原則に立脚した内部問題だ」とし「比較対象ではない」と主張している。

ロイター通信は「ウクライナと異なり、米国とEU加盟国の多くは “一つの中国”という原則に基づいて、台湾ではなく中国と公式的な外交関係を結んでいる」とし「中国が台湾を全面侵攻する場合、全世界の国が中国に対し強力な制裁などに乗り出すかは、依然として不確実だ」と評価した。

一方、この日の行事で游錫坤(ゆう・しゃくこん)台湾立法院長(国会議長)は「ウクライナは70日以上ロシアに立ち向かい、非常に際立った成果を収めている」とし「われわれは、ウクライナが必ず戦争で勝利することを願い、勝利のために最後まで戦うことができるよう願っている」と語った。

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