尹錫悦次期大統領(画像提供:wowkorea)
尹錫悦次期大統領(画像提供:wowkorea)
ユン・ソンニョル(尹錫悦)次期大統領が次期政権110の国政課題を来週中に発表する予定にしている中、愛犬家である尹次期大統領が‘動物虐待犯の強力処罰’案を国政課題に盛り込むかどうかに関心が集まっている。

30日、政権引継ぎ委員会によると、尹錫悦次期大統領は国政ビジョンである‘再び跳躍する大韓民国、共に豊かに暮らす国民の国’と6大国政目標、110の国政課題と520の実践課題を来週発表することにしている。

尹次期大統領は愛犬‘トリ’を含め、計4匹の犬と3匹の猫を飼っている。中でもトリは2012年に捨て犬保護団体から紹介を受けて飼うことにし、交通事故で後ろ足を骨折して安楽死しなければならない状況だったものの、17回の手術を行い、これまで育ててきたほどの愛犬だという。

尹次期大統領はペットに対する関心が高いため、次期国政課題にもこのような内容が含まれるか注目される。尹次期大統領は大統領選候補だった時に‘動物虐待予防および処罰強化’を公約に掲げたことがある。

ペットに関する公約としては、ペット標準酬価制の導入および治療費負担の軽減、ペット用品・美容・カフェ・訓練・葬儀などのサービス産業の育成、不法な‘小犬工場の根絶’などのペット保護体系の整備、‘犬に噛まれる’などの安全事故予防措置の強化、ペットストレス解消のための憩いの場の空間拡大、動物保護教育の活性化推進、ペット関連専担機関(動物福祉公団)の新設、犬の食用禁止の推進など、多様な方策が出ている。

引継ぎ委員会が運営する国民政策提案のウェブサイト‘国民が次期大統領に願う’には、「動物虐待犯を強力に処罰してください」という書き込みが掲載され、1万5000件近い‘いいね’を受けたりもした。

この政策提案者は「韓国の動物保護は非常に消極的で、虐待犯が受ける処罰は軽い。先進国に進むために、これからは動物虐待に対する強力な処罰が必要だ」と身元情報の公開、量刑基準の作成、専門捜査機関の構成などを建議した。

引継ぎ委員会は掲示文をもとに最近20件の政策提案を厳選して政策選好度調査を進め、この中で「残酷な動物虐待、処罰法強化をしてください」が1万3881票(37%)を得て1位になった。

引継ぎ委員会は、新政権が発足すれば、今回の政策選好度調査結果を最優先に推進できるよう積極的に推薦することにした。

引継ぎ委員会のホ・ソンウ国民提案センター長は「国民が送ってくれた多様な意見と関心は、尹錫悦政府の政策樹立と執行の大きな土台になる」と述べた。

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