李明博元大統領、追徴金58億ウォン完納…赦免も可能か=韓国(画像提供:wowkorea)
李明博元大統領、追徴金58億ウォン完納…赦免も可能か=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のイ・ミョンバク(李明博)元大統領が最高裁判所で確定した追徴金を完納した事実が明らかになった。特別赦免(恩赦に相当)の審査で、李氏に有利に働くという見通しが出ている。

 韓国の法曹界によると、李氏は昨年、追徴金57億8000万ウォン(約5億9300万円)を完納したという。2020年、最高裁は李氏に対して懲役17年と罰金130億ウォン(約13億3500万円)、追徴金57億8000万ウォンを確定した。

 李氏はソウル市内の私邸を公売した金で、追徴金と罰金を納付した。私邸は昨年7月、111億5600万ウォン(約11億4600万円)で落札された。

 検察関係者は「李元大統領が追徴金は全額納付し、罰金が約82億ウォン(約8億4200万ウォン)残っている」と述べた。

 一方、ムン・ジェイン(文在寅)大統領は最近、李氏の赦免について、「司法の正義と国民の共感をよく見てから判断する」と話した。

 文氏は「李元大統領の赦免に反対する」という請願に対して、「請願人のような意見を持つ国民が多い」としながらも、「国民の和合と統合のために、赦免に賛成する意見も多い」と、任期中に赦免する可能性を残した。
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