ゼレンスキー大統領「ロシア軍、ゆっくりだが確実に “退却中”」

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「首都キーウ（キエフ）などウクライナ北部の主要地域を占拠していたロシア軍が退却している」として、抗戦への自信を示した。

ゼレンスキー大統領は2日（現地時間）、SNSを通じた映像による演説で「ロシア軍はウクライナ北部から、ゆっくりだが目で確認できるレベルで撤退している」とし「ウクライナ軍の反撃により撤退している場合もあるだろうが、自発的に動いている」と語った。

また「絶望的な災難に遭った後の（ロシア軍が占拠していた）北部地域には、依然として多くの危険要素が残されている」とし「住宅と各種の装備は略奪され、ウクライナ人の死体が通りにそのまま残っているのが現状だ」と説明した。

つづけて「この地域に戻る予定のウクライナ市民たちは、依然として非常に気を付けなければならず、以前のような平凡な暮らしに戻るのはすぐには不可能だというのが厳然とした状況だ」とし「廃墟を整理し、ロシア軍がこれ以上この地域に侵入できないという確信を持つことができる時まで、もう少し待ってほしい」と訴えた。


【おことわり】WoW！Koreaでは、ウクライナの首都の表記を「キエフ」から「キーウ」に変更します。その他の地名も従来はロシア語の発音で表記していましたが、ウクライナ語の発音に合わせます。