韓国では14日から、専門家による迅速抗原検査を受け「陽性」と診断されれば、「新型コロナ感染者」と認められる(画像提供:wowkorea)
韓国では14日から、専門家による迅速抗原検査を受け「陽性」と診断されれば、「新型コロナ感染者」と認められる(画像提供:wowkorea)
韓国ではきょう(14日)から、地域病院や医院などで専門家による迅速抗原検査を受け「陽性」と診断されれば、PCRの検査を受けなくても「新型コロナウイルス感染者」と認められる。オミクロン株の拡散により感染者が連日30万人以上発生している中、より早期に診療を受けることができるよう手続きを簡素化することで、感染者の動線を減らしさらなる伝播の可能性を下げるためである。

きょう中央災難安全対策本部によると、これからの1か月間、全国の呼吸器専門クリニックと呼吸器診療指定医療機関の計7732か所(12日基準)で、専門家による迅速抗原検査を受け「陽性」が確認されれば、保健所の隔離通知伝達の前でもすぐ隔離に入ることができるようになる。ただ個人が自宅や選別診療所などで直接行なう迅速抗原検査による陽性結果は「感染」と認められない。

60代以上なら医療機関の迅速抗原検査による「陽性」結果だけでも、経口用治療薬“パクスロビド”の処方を受けることができる。40・50代の高危険群および免疫低下者は、医療機関による迅速抗原検査で陽性が確認されれば「感染」とみなされるが、経口治療薬の処方のためにはPCR検査で陽性判定を受けなければならない。

一方韓国政府は、オミクロン株が全方位的に拡散し小児感染者が増加していることから、5~11歳に対しても新型コロナワクチン接種を始める予定である。疾病管理庁は免疫低下者および高危険群の小児の場合「優先的な接種が必要だ」とみて、この日の午後に接種日程・予約方法など詳しい計画を発表する。

またこの日から、同居家族が新型コロナに感染しても学生と教職員は学校に通うことができる。

韓国政府は今月1日から同居者の管理基準を変更し、感染者の同居者に対してワクチン接種力に関係なく隔離義務を解除しているが、学校の場合、新学期直後の防疫状況を踏まえ、きょうから変更された管理基準を適用することにした。

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