「腐った白菜&カビ大根」でキムチ製造により物議を醸して食品名人指定が取り消されたキム・スンジャ氏=韓国(画像提供:wowkorea)
「腐った白菜&カビ大根」でキムチ製造により物議を醸して食品名人指定が取り消されたキム・スンジャ氏=韓国(画像提供:wowkorea)
腐った白菜や大根などを使ってキムチを製造する映像が公開されて波紋を広げたキムチ製造業者ハンソン(漢城)食品のキム・スンジャ代表取締役に対する食品名人指定が取り消された。

 農林畜産食品部(部は日本の省に相当)は4日、「食品名人第29号に対して名人資格の取り消しを決定し、その内容を公告する」と明らかにした。

 韓国MBCは先日、漢城食品の子会社が営むチュンチョンプクト(忠清北道)チンチョン(鎮川)のキムチ工場で作業員が変色した白菜とカビが生えた大根の下処理をするなど非衛生的な様子をとらえられた映像を公開し、食品医薬品安全処と農村振興庁は関連調査を進めた。

 農林畜産食品部は「関係機関の調査とは別に、この食品名人は今回の事件に関連して名人として社会的責任を果たしていないという点を明らかにし、先月25日に農林畜産食品部に食品名人資格の返納意志を伝えた」と明らかにした。

 農林畜産食品部はこれを根拠に先月28日に食品産業振興審議会を開き、食品名人資格の取り消しを決定した。

 農林畜産食品部は「食品名人が生産・販売した食品に関して社会的物議を醸した点は残念。食品名人の製品に対して徹底した点検を推進する」と明らかにした。同時に食品産業振興法改正を通じて食品名人が社会的物議を醸したり、品質を損なったりした場合、食品名人指定を取り消せるようにして食品名人の社会的責任を明確にする方針だという。

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