アメリカ、新たな「ウィズコロナ」戦略を公開、検査から治療剤まで一度に

アメリカのホワイトハウスが、「コロナパンデミック」に関する新たな対応戦略を発表した。 国民に対して、コロナが日常生活に支障をきたさない「ニューノーマル」に転換しつつあることを確信させるのが目標だ。

2日（現地時間）、ホワイトハウスは96ページにわたる「国家コロナ対応態勢計画」を公開した。 計画には、コロナの予防および治療と、潜在的危険性を持った新しい変異株に備えること、経済および教育機関ロックダウンの回避、全世界にワクチンを拡散させることの4つの内容が盛り込まれた。

計画は「私たちはロックダウンや登校中断などを恐れない未来を見ている」とし「アメリカが自ら構築した強力な保護膜を基盤に、次世代の対策を構築して投資する未来だ」と説明した。

このため短期的に「治療のための検査」プログラムを導入する。薬局などでコロナ検査を受け陽性判定が出た場合、直ちに抗ウイルス薬が支給されるという。ホワイトハウスはワクチンや治療剤、検査キット、マスクなどを追加する計画だ。

長期的にはコロナワクチン研究と長期間コロナに対応できる国家センターの設置、新しい変異株が現れた場合、100日以内に新しいワクチン開発と生産、承認などを実現させる内容の提案も盛り込まれた。