今月(2月)27日、ソウル市駐韓ロシア大使館近くで、在韓ウクライナ人250人余りが、ロシアの侵攻を糾弾し、ソウル都心部でデモ行進をおこなうと、周辺では拍手が湧いた。彼らのデモ行進を見た市民は、足を止めて応援の声を伝えた。これらの様子を携帯電話で撮影していたAさん(24)は、「友人にも見せ、インターネットにアップロードしようとしている」とし「残念だが、今すぐに行動できることはこれしかない」と述べた。
ロシアのウクライナ侵攻から5日目の28日。ロシアの侵攻を糾弾する動きが韓国国内のあちこちで起きている。ロシア製不買運動をおこなったり、社会関係網サービス(SNS)などに「ウクライナを支持する」というメッセージを載せる人々が増えている。
前日、在韓ウクライナ人は「大韓民国国民が、民主主義を守るために血を流したように、われわれも民主主義と自由のために闘争している」と連帯を訴えた。特に彼らは「SNSなどを通じて全世界的にロシアが孤立しているというメッセージを伝え、ウクライナを救ってほしい」と述べた。
これにSNSなどでは、ウクライナを応援する動きが広がっている。ウクライナに寄付をしたと認証する事例があふれた。最近SNSに「ロシア戦争を糾弾し、人道的な面でウクライナを助けなければならない」という文を載せた、会社員のホさん(29)は「国際社会の一員として、今回の事態について立場を明らかにしたかった」とし「小さな投稿であっても誰かがこれを共有すれば、大きく広がり、影響を及ぼすと思う」と述べた。
ウクライナの状況について、ニュースを通じて聞いたキムさん(27)も、SNSにウクライナの国旗を載せた。彼は「われわれが簡単に助けになることは、SNSを通じてウクライナを応援するだけ」とし「これでも助けになればいい」と述べた。会社員のジョンさん(33)も「SNSで、仮想通貨を通じて寄付されている様子を見たが、私も微力ではあるが寄付する予定」と明らかにした。
世界的に行われているロシア製不買運動は、韓国国内でも進行中だ。最近、ロシア製不買運動を宣言した主婦のイさん(43)は、スーパーではロシア産か確認し物を選ぶ。実際に使用しているロシア製品は多くないと話したイさんは「海外で不買運動をするのを見て、少しでも参加してロシアを糾弾するメッセージを伝えたい」と述べた。
ロシアの不買運動は、海外ではさらに積極的だ。 27日(現地時間)CNNによると、米国オハイオ州、ユタ州、ニューハンプシャー州など地域知事は、酒類販売店でロシア産ウォッカの販売を禁止した。
韓国内市民団体は街に飛び出した。「戦争のない世界」など392の市民団体は28日、駐韓ロシア大使館付近で記者会見を開き、「戦争は災害的な結果を招く反人倫的な犯罪」とし「ロシアはウクライナ侵攻を直ちに中断し、兵力を撤収せよ」と促した。これらの団体は、ロシアのウクライナ侵攻に対して武力使用を糾弾する内容が盛り込まれた韓国語、英語、ロシア語の声明を大使館に伝達した。この声明には、国内市民団体392、個人132人が名を連ねた。
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