キエフはまもなく「陥落」…ホワイトハウス「プーチン氏の目標はウクライナの領土以上だ」

ロシアが24日午前6時頃（モスクワ時間）、ウクライナとの国境付近から陸・海・空による同時多発的に敢行した侵攻は、9時間で首都キエフにまで進撃し、首都陥落は目前に迫っている。

AFP通信・ロイター通信などによると、ウクライナ軍は24日夜（現地時間）「ロシア軍が大規模兵力を集結させ、すでにウクライナのかなりの部分に進撃した」と明らかにした。

ウクライナ軍の報道官は「ロシア軍が東部の都市ハリコフとドネツク、南部地域に兵力を集中させている」と伝えた。

「ロシア軍の主な目標は首都キエフ包囲だとみられるが、さらにロシア軍は隣国モルドバのトランスニストリア内の分離主義勢力による掌握地域まで狙っているものとみられる」と、ウクライナ軍の報道官は予想した。

ドイツ通信社（DPA）は「米ホワイトハウスは24日『ウラジーミル・プーチン ロシア大統領の野心は、ウクライナの領土以上だ』と明らかにした」と報道した。これは、「ウクライナの侵攻後、プーチン大統領の究極的目標はどこに向かうのか」という記者からの質問に、ホワイトハウスが答えた内容である。