新型コロナ感染者いる中で試合を強行させたKBLに選手の不満が爆発=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナ感染者いる中で試合を強行させたKBLに選手の不満が爆発=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国プロバスケットボール界でも相次いで新型コロナ感染者が出ている中、KBL(韓国プロバスケットボール連盟)はリーグの中断に対する言及がなく、選手やファンから不満が爆発している。

 15日、ウルサン(蔚山)ドンチョン(東川)体育館で蔚山現代モービスフィバスとソウルSKナイツの試合が行われた。

 蔚山現代の選手から3人の陽性反応が確認され、1人は39度以上の高熱によりエントリーから外された。これにより、蔚山現代側は感染拡大を防ぐために試合の延期を要請した。

 しかしKBLは試合を強行。そして試合終了後、蔚山現代の選手で新たに5人が感染していることが分かった。対戦相手のソウルSKも急いでPCR検査をすることを決めた。

 現在KBLは中断することなく試合を進めていくという立場を固守している。KBLは陽性反応のあった者や感染者を除いて選手の構成が可能なら、試合は予定通りに行い、チーム辺り最少12人の選手が試合に出られるのなら、試合を行うというのだ。

 現在、水原KTソニックブームと安養KGC人参公社からそれぞれ8人の感染者が出ており、3試合を延期することにした。現在、彼らを含めて50人以上の選手、関係者が新型コロナウイルスに感染している。感染者が出ていないチームは10チーム中、大邱韓国ガス公社の1チームだけだが、リーグ全体の中断についてまだ言及されていないのだ。

 これに対して、選手やファンが怒りをあらわにしている。

 今シーズンのオールスタ―投票で1位を獲得したホ・ウンは、自身のSNSに選手たちの健康を心配するファンからの「どうかどうか、選手たち、コロナに気を付けて。健康が一番だよ」という文章を掲載すると同時に「これは合っているのか?」と皮肉るようにコメント。ホ・ウンの弟ホ・フンもSNSに「一体どういう考えを持っているのだろうか?選手の健康問題は気にしてくれないのか?」とKBLに向けて声を上げた。

 ソウルSKのチェ・ジュンヨンは「KBL関係者の方々、選手の保護はないんですか?選手たちもみんな家族がいるし、大事な人たちがいます。応援してくれるファンは保護してくれないんですか?新型コロナに感染して選手がみんな大変な思いをしているのに、ただ試合をさせ、知らんぷりして、感染したらおしまいですか。このまま本当に犠牲者が出ないと対処しないんですか。どうか、選手の保護をお願いします。本当にお願いです。シーズン、代表チームなんてどうでもいいから、選手たちの声を聞いてください。選手たちはつらいんです」と訴えた。

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