コンテナが並ぶ釜山港(資料写真)=(聯合ニュース)
コンテナが並ぶ釜山港(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が10日発表した国際収支(速報値)によると、2021年通年の経常収支は883億ドル(約10兆2000億円)の黒字だった。黒字額は前年(759億ドル)比16.3%増加したものの、韓銀の見通し(920億ドル)には届かなかった。 商品収支(貿易収支に相当)の黒字が762億1000万ドルで前年比約44億ドル減少した。輸出額が前年比25.5%増の6500億1000万ドル、輸入額が31.2%増の5738億1000万ドルと、輸入額の伸びが輸出額を上回った。原材料価格の上昇や内需回復を受け、資本財や消費財の需要が増えたことが影響した。 一方、サービス収支は31億1000万ドルの赤字で、赤字幅は前年より115億6000万ドル縮小した。運賃上昇や運送量の増加で輸送収支の黒字が154億3000万ドルと過去最高となった。 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は193億3000万ドルの黒字で、前年より58億4000万ドルの増加となった。海外直接投資や株式投資が拡大し、配当所得の収入と収支がともに過去最高を記録した。 21年12月の経常収支は60億6000万ドルの黒字だった。20年5月以降20カ月連続の黒字ながら、前年同月(120億6000万ドル)に比べると60億ドル減少した。なかでも商品収支の黒字は44億8000万ドルと、前年から61億2000万ドル縮小した。
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