へその緒も取れていない新生児を生ごみ用のごみ箱に捨てた実母が懲役12年を言い渡された。

韓国チョンジュ(清州)地裁は21日、殺人未遂の疑いで起訴されたA氏(26)に対して懲役12年を宣告した。検察の保護観察命令の請求は棄却した。

裁判所は「実母として行った犯行の罪質が非常に悪い。被害者が犯行に伴う障害と後遺症を患う可能性も排除できない」と指摘した。

続けて、「犯行をすべて認めて反省している点と犯罪歴がない点、犯行当時、知的水準が知的障害水準に達しており、判断力に影響を及ぼした点などを考慮して刑を決めた」と説明した。

A氏は昨年8月に清州市フンドク(興徳)区のある飲食店の生ごみ用ごみ箱に赤ん坊を遺棄した疑いを受けている。当時、警察はA氏に乳児殺害未遂の疑いを適用して検察に渡した。

検察は「乳児殺害未遂は母親が赤ん坊を養育できない明白な理由があるか、性犯罪による出産などの参酌事由がなければならない」とし、処罰がより重くなる殺人未遂に容疑を変更した。

A氏が遺棄した赤ん坊は、3日後に「ごみ箱の中から猫の鳴き声が聞こえる」という市民からの通報を受けて出動した消防当局によって救助された。

救助当時、赤ん坊の体にはへその緒がついており、約15cmの長さの傷があった。病院に搬送された赤ん坊は健康を回復して保護施設に送られた。

A氏に対して検察が請求した親権喪失宣告訴訟は、来月17日に初審理が行われる。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99