韓国の新型コロナ新規感染者「4444人」…政府「防疫パス、国民の不便を最小化して運営」

韓国の新型コロナウイルス感染による入院中の重症者は5日午前0時基準で953人と、連日減少傾向にある。週末の影響が終わり、感染者は4444人と3日ぶりに4000人台に増加した。ただ、1週間前の先月29日午前0時基準の5408人と比べると864人減少した。重症者病床の稼働率は全国で56.5%、首都圏で56.3%まで低下した。

裁判所が前日（4日）に学習塾・読書室・スタディーカフェに対する防疫パスの効力を停止させたことについて、チョン・ヘチョル中央災難安全対策本部2次長（行政安全部長官）は、「今後防疫パスを適用する過程で、国民の皆さんの不便が最小化されるようバランスよく運用していく」と述べた。

中央防疫対策本部によると、きょう午前0時基準の新型コロナウイルス新規感染者は4444人と集計された。国内発生の感染者は4233人、海外流入の感染者は211人で、累積感染者は64万9669人だ。

入院中の重症者は953人を記録した。先月29日の1151人をピークに減少傾向にある。

死亡者は57人、累積死亡者は5838人（致命率0.90%）だ。

全国の重症者専門病床（以下、4日午後5時基準）は1726床中976床（56.5%）が使用中だ。首都圏の重症者病床は1186床中668床（56.3%）が稼働中だ。在宅治療の対象者は2万768人だ。

韓国政府は前日（4日）、裁判所の学習塾・読書室・スタディーカフェに対する防疫パスの効力停止処分と関連し、「国民の不便を最小化して防疫パスを運営していく」と明らかにした。

チョン2次長は5日、「政府は未接種者の保護と感染拡散の遮断、医療対応力の確保のため、対象施設を限定して防疫パス制度を施行している」とし、「今後防疫パスを適用する過程で、国民の皆さんの不便が最小化されるようバランスよく運営していく」と述べた。

チョン2次長は、ここ1週間（先月29日～今月4日）の1日平均の感染者数が4224人と、前週比26%以上減少し、先週の実効再生産数は0.86と、昨年12月の2週目から3週間連続で減少傾向にあり、流行の拡散が落ち着いてきたと説明した。