中国の人口減少加速、14省のうち10省での出生率が1%以下(画像提供:wowkorea)
中国の人口減少加速、14省のうち10省での出生率が1%以下(画像提供:wowkorea)
中国の出生率が急激に下がり、死亡者が出生児より多い「デッドクロス」が発生するという懸念が高まっている。

4日、中国経済メディアの第一経済新聞は、最近発表された2021年統計年鑑を引用し、14省のうち10省での2020年の出生率が1%未満となったと報じた。中国31省のうち一部だけが発表されたが、中国の深刻な少子化を示している。

特に、人口が最も多い河南(かなん)省が初めて出生人口が100万人を下回った。農業が比較的発展した河南省の出生人口は1987年から1990年まで200万人を超えたが、91年から下落し始め、93年には150万人以下まで減少した。続いて2002年から2010年は9年連続出生人口が100~120万人程度にとどまっていた。中国が2人の子どもを認め、2016年に再び143万人に増えたが、2020年初めて出生率が1%を下回った。

今回発表された14省のうち出生率が最も低いところは天津、北京、重慶など大都市だった。

専門家は、大都市の低い出生率について、「一人当たりの平均教育時間が比較的長い、現代化の水準が比較的高い、自主性が比較的優位」との見方を示した。

早ければ今年か来年には、死亡者が出生児より多い「デッドクロス」が発生するとの懸念も出ている。中国の2020年の人口1000人当たりの出生率は8.52人で、1978年集計以来最低を記録した。

中国は1963年から1975年まで毎年人口増加規模が1500万人を越えていたが、2000年には1000万人を下回った。

中国政府は、昨年5月31日から3人の子どもの出産を認め、各地方が奨励政策を発表しているが、出生率増加はさらに縮小する可能性が高い。
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