各国では、新型コロナの感染者が過去最大規模へと広がっている(画像提供:wowkorea)
各国では、新型コロナの感染者が過去最大規模へと広がっている(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症のデルタ株より感染力の強いオミクロン株が全世界に拡散する中、各国では新型コロナの感染者が過去最大規模へと広がっている。

特に、年末最大のイベントであるクリスマスの連休により、人々の移動が増えた影響によるものだとみられる。

27日(現地時間)ギリシャ・デンマーク・アイスランドでは、一日の新規感染者数が過去最高値を記録した。

ギリシャのこの日の新規感染者数は9284人で、1万人が目前に迫った。一日の死者数は66人と集計された。

デンマークの新規感染者数は1万6164人で、初めて1万5000人を突破した。人口580万人ほどのデンマークは、10万人あたりの感染者が1612人で、これは世界で最も高い水準である。

アイスランドではこの日、672人の新規感染者が報告された。人口36万人ほどのアイスランドでは、今月中旬まで一日の新規感染者が200人を超えたことはなかった。また昨年秋の大流行の時も、100人を超えることはなかった。

英国では、新規感染者が連日10万人を超えるほどの状況である。この日の新規感染者は9万8515人で前日(26日)の10万3558人よりやや減少した。

フランスのこの日の新規感染者は3万383人で、前週には10万人を超えていたことと比べるとかなり減少したが、現地当局者はそのことに大きな意味づけをしていない雰囲気である。むしろフランス政府は、すでに優勢株となるつつあるオミクロン株の拡散を防ぐために「在宅勤務の義務化・室内外でのイベント人数の制限など、防疫規制強化措置を導入する」と発表した。

これまで「防疫の模範」とされてきたオーストラリアでも、初めて約1万人の新規感染者が発生している。26日の新規感染者数は9957人で、27日の公式発表はまだ行われていないが、一部の集計サイトでは1万人を超えるものと予想した。オーストラリアの一日の新規感染者数は7月初めには20~40人ほどであったのがその後増加し始め、今月初めまでは1000人台中盤あたりでとどまっていた。

米国でもオミクロン株が急速に拡散したことで、一日の平均新規感染者が約1年ぶりに再び20万人を超えた。

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