重症患者専門病院3か所、250病床追加確保=韓国(画像提供:wowkorea)
重症患者専門病院3か所、250病床追加確保=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、新型コロナ感染者数3000人台が続く中、若者と高年齢者が占める割合が55%を占めた。高齢者の感染が急速に増加するにつれて、政府は重症患者専用病院を15か所に拡大し、250病床を追加確保する計画だ。

チョン・へチョル中央災害安全対策本部第二次長(行政安全部長官)は、19日の中央災害安全対策本部会議を通じて「3日連続3000人台の感染規模が続いている」とし「全年齢層で感染者数が増加している中、18歳以下と60歳以上の高齢者が占める割合は、全体感染者の約55%水準」と述べた。

重症患者数は490人に達しており、このうち60代以上が85%以上を占めている。これにより、病床と医療人材をさらに確保する計画だ。

チョン第二次長は「高齢の患者が大幅に増加している状況に応じて、首都圏の迅速な病床拡充のため、政府は早急に、重症患者治療のための専用病棟を15か所まで(既存12か所)拡大し、250病床を追加確保、感染病専門病院も追加指定し、400病床以上を確保する」と明らかにした。

さらに、病床運営効率化に必要な医療人材が安定的に確保できるように、軍医官、集中治療室勤務経験看護師など、熟練した医療人材支援体系を設けるとした。

また政府は、防疫緊張感緩和による、最近の感染者増加傾向を減らすために、17日まで運営していた「政府合同特別点検団」を、今月22日から4週間再び運営すると付け加えた。

チョン第二次長は「首都圏を中心に、感染者多発地域や集団感染発生施設などについて、出入名簿作成、営業時間遵守、防疫パス確認などの防疫規則遵守可否を確認し、違反行為については、厳正に措置をとる」と述べた。

今月18日基準、全国民の78.6%に対しワクチン接種が行われたが、高齢者施設入所者と60代以上の高齢者など高リスク群で、接種効果の減少による感染が続いている。

これに対しチョン第二次長は「政府と自治団体は、全国療養病院・施設でおこなわれている追加接種が迅速に施行されるよう、積極的に広報する一方、市郡区別“ワクチン接種迅速対応チーム”を通じた訪問接種も拡大していく計画」と述べた。

大学修学能力試験が終わり、10代の感染拡大の懸念も大きくなっており、警戒心を強めるよう要請した。チョン第二次長は「次週からは、各学校で全面登校が予定されており、10代の感染拡大の可能性が高い状況下で、学校と教育当局では、子供たちが感染リスクの高い施設の利用を控えるよう、徹底的に指導し、塾などの教育施設に対する防疫と点検にも万全を期してほしい」と要請した。

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