韓国産業通商資源省のカン・ギョンソン エネルギー産業室長(画像提供:wowkorea)
韓国産業通商資源省のカン・ギョンソン エネルギー産業室長(画像提供:wowkorea)
韓国政府は民間企業と手を組み、温室ガス削減のために「水素・アンモニア発電」を2035年までに常用化することにした。このために実証推進団を発足させ、技術開発と実証に本格的に乗り出した。

「水素・アンモニア発電」は、無炭素燃料である水素(H2)とアンモニア(NH3)をこれまでの石炭発電機と液化天然ガス(LNG)発電機で安定的に燃焼させ、電力を生産する新たな発電技術である。この技術を活用すれば、発電設備・送配電の線路など既存の電力インフラを利用して温室ガスの発生量を減らし、水素をLNGのかわりに使用することで温室ガスの発生量を減少させることができる。

産業通商資源部(経済産業省に相当)はきょう(16日)韓国電力の本社で、韓国電力・発電公企業とともに「水素・アンモニア発電実証推進団」を立ち上げた。

この推進団には、産業通商資源部・発電公企業とともに関連民間企業が参加することになっている。

産業通商資源部のカン・ギョンソン エネルギー産業室長は「水素・アンモニア発電はこれまでの発電設備資産と関連インフラの座礁資産(急激な市場環境の変化による価値下落の資産)を最小化させ、新再生エネルギーの変動性に対応し、柔軟性を提供することができるため、カーボンニュートラルの達成において必須の代案だ」と強調した。

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