チョ・グク元法務部長官(画像提供:wowkorea)
チョ・グク元法務部長官(画像提供:wowkorea)
韓国のチョ・グク元法務部長官が12日「終戦宣言に反対する考えを持っている」というユン・ソンニョル(尹錫悦)国民の力(野党第一党)大統領選候補の意見を自身のフェイスブックアカウントに共有した。その後、チョ元法相の書き込み欄には、支持者たちからの批判メッセージが残された。

チョ元法相は12日、自身のフェイスブックに‘終戦宣言反対’との書き込みを掲載した。掲示文には尹候補の考えが盛り込まれたインターネット新聞記事のヘッドライン部分と、船越健裕外務省アジア大洋州局長の‘南北終戦宣言に反対する’という記事のヘッドライン部分が同時にポスティングされた。

当該掲示文には、チョ元法相支持者たちからの書き込みが約50件掲載された。「平和を拒否してはならない」という意見から「平和を反対するのは売国奴だ」、「対策なしに終戦宣言に反対するのは無責任な行動だ」といった内容が主だった。

チョ元法相がポスティングした2つの記事を見て「尹候補は国家全体の利益より日本の立場を優先し、反映している」と指摘する意見もあった。

尹候補は前日、韓国プレスセンターで開かれたソウル外信記者クラブ懇談会で「終戦だけ分離して政治的宣言をするなら、副作用がかなり大きいと思う。終戦宣言さえ先にすれば停戦管理体系である国連司令部が無力化しやすく、国連司令部の日本後方基地もやはり無力化しやすい」と懸念をほのめかした。

続いて「非常状況が発生した時、韓国の安保に重大問題が発生することがある。国内的には在韓米軍撤収や兵力削減関連世論にも作用する」と付け加えた。

また「北朝鮮の非核化が不可逆的に進展し、広範囲な経済協力関係が樹立されるなら、平和協定や終戦宣言はいくらでも共に実現できる」と明らかにした。

さらに「今の状態では、これが国際社会や韓国に誤ったシグナルを与える可能性が非常に大きいと懸念している」と付け加えた。

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