ソウルのスタディーカフェに出された営業時間の案内文(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウルのスタディーカフェに出された営業時間の案内文(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は11月初めに新型コロナウイルスの防疫体制を「段階的な日常回復(ウィズコロナ)」に転換し、まずはレストランやカフェなどに対する営業時間制限を解除することを検討している。感染リスクの高い一部施設に出入りする際、ワクチン接種証明書またはPCR検査の陰性確認書の提示を義務付ける制度を一時的に導入する案も議論している。政府の中央災難(災害)安全対策本部の李基日(イ・ギイル)第1統制官が22日、同日開いた新型コロナ日常回復支援委員会の会合結果を伝えた。

 現在、レストランとカフェは感染防止策「社会的距離の確保」のレベルが第3段階の地域(首都圏以外)では午前0時まで、第4段階の地域(首都圏)では午後10時まで営業できる。第4段階地域の自習室やスタディーカフェ、劇場、映画館は午前0時まで営業が認められている。こうした措置は今月31日が期限となっている。

 李氏は、重症者や死亡者の比率を総合的に考慮して段階的な規制緩和を実施するものの、マスク着用など基本的な感染対策は継続し、感染者急増などに備えた計画も整えると伝えた。


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