富光薬品によると、レボビルカプセルの新型コロナウイルスに対する第2相CLV-203臨床試験の主要評価変数からプラセボに比べてレボビルカプセルの治療効果が統計的に有意であることが立証されなかった。富光薬品は先に行われた中等症患者を対象にしたCLV-201臨床で、高血圧患者のうちレボビル投薬群でプラセボ群より新型コロナウイルスが減少する傾向を示したことを根拠に、軽症と中等症の新型コロナウイルス患者を対象とした後続臨床CLV-203の承認を受けて進めていた。
その結果、CLV-203臨床では重大な異常事例がなかったが、主要評価変数である活性ウイルス量の減少について、プラセボに比べてレボビルカプセルの有効性を確認できなかった。これに対して富光薬品は、レボビルを新型コロナウイルスの治療薬として開発することを中断することを決定した。富光薬品の関係者は「先に行われた臨床試験を通じて、レボビルカプセルは中等症の新型コロナウイルス高血圧患者群でウイルスの減少傾向を確認できたという点は意味があった」と述べた。
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