サムスンSDIが仏ステランティスと米国進出、バッテリー合弁工場を建設へ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
サムスンSDIが仏ステランティスと米国進出、バッテリー合弁工場を建設へ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
サムスンSDIはこのほど、欧州の自動車大手、ステランティスと電気自動車(EV)バッテリーの合弁工場設立に向けた覚書(MOU)を締結した。

ステランティスは、18日に提携を発表したLGエナジーソリューションに続きサムスンSDIともEVバッテリーの合弁会社の設立を決めたことから、韓国のバッテリーメーカー3社のうち2社と提携することになった。

サムスンSDIとステランティスは、北米地域にEVバッテリー工場を建設する予定だ。具体的な投資額や工場の規模は未公開だが、18日のLGエナジーソリューションとの投資規模からみて数十ギガワット(GWh)規模のバッテリー工場を建設するとみられる。最低でも数兆ウォンの投資になる可能性がある。

今回のMOUでサムスンSDIは、世界の3大EV市場である米国に進出することになる。同社は現在、韓国の蔚山と中国の西安、ハンガリーのグェドといった3拠点にバッテリーセル工場を置いており、米国にはミシガン州にバッテリーパック工場のみを保有している。LGエナジーソリューション、SKイノベーションが米国へ積極投資しているのとは対照的だ。

サムスンSDIのチョン・ヨンヒョン代表は6月、米国進出を検討していると言及したのに続き、7月には米国進出をほどなく推進すると発表した。米国政府のエコ政策によりEV市場の成長が早まるだけでなく、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)が発効する2025年からEVと主要部品の域内生産が不可避となるためだ。


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