タイ政府はきょう(18日)、韓国政府による新型コロナウイルス感染症ワクチンの支援に対し感謝の意を伝えた。

この日の午前バンコク保健省庁舎では、韓国政府がタイに提供したアストラゼネカ(AZ)社ワクチン47万回分の伝達式が開かれた。

この場では、タイ側からアヌティン・チャーンウィーラクーン副首相兼保健相が、韓国側からはイ・ウッコン駐タイ大使がそれぞれ出席した。

アヌティン副首相は「これまでタイに幾度も新型コロナに関する医療物資を提供してきた韓国が、今回は47万回分のワクチンを提供してくれたことに対し、タイ国民を代表して心から感謝の意を韓国政府と国民に伝える」と語った。

つづけて「今回のワクチン提供により両国の関係が一層向上することを期待し、タイの新型コロナ問題解決にも役立つことだろう」と付け加えた。

イ大使は「現在タイにおいても新型コロナの状況は深刻だが、ワクチン接種が速度を増している」とし「わが政府のワクチン提供が、タイが一日も早く新型コロナ事態を克服するのに役立つのではないかと期待している」と語った。

韓国政府は今月中旬「新型コロナの拡散により困難に直面しているベトナムおよびタイに、それぞれAZワクチン110万回分と47万回分の提供を決定した」と発表した。

韓国政府が特定国家にワクチンを提供するのは、今回が初めてである。

タイは一時、新型コロナの一日の新規感染者が2万5000人を超え危機に直面していたが、防疫措置の強化により最近では約1万人ほどに減少している。ワクチン接種の完了率は約35%にとどまっている。

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