中国は「CPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定)」への加入のため、チリに援護を要請した。

中国外務省は13日「王毅 国務委員兼外相はこの日チリのアンドレス・アラマンド外相と電話会談を行ない、両国の協力方案について話し合った」と明らかにした。

チリは1970年に南米で初めて中国と修交し、2005年には南米で初めて中国と自由貿易協定を結んだ国である。

王毅外相は「中国とチリは新型コロナウイルス感染症の影響を克服し、交易を大幅に増やし、実務協力を安定的に推進している」とし「両国は国連を核心とする国家体制と国際法に基づいた国際秩序を共同で守護し、真の多国間主義を実現しなければならない」と語った。

つづけて「中国はCPTPPへの加入を公式に申請しているが、これに関してチリとの疎通を維持することを願う」として援護を要請した。

中国は過去において、米国主導によるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)が自国を孤立させる手段とみて警戒していたが、先月16日、電撃的にCPTPPへの加入を申請した。しかしCPTPPに加入しようとすれば11か国の加盟国全てが同意しなければならないことから、加入が確実ではない状況である。チリはその11か国のうちの一国である。

アラマンド外相は「チリは多国間主義を支持し、中国が掲げた重大なグローバル提案に賛成する」とし「中国のCPTPP加入を明確に支持し、北京冬季オリンピックの開催も支持する」と語った。

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