韓国の洪楠基 経済副首相兼企画財政相(画像提供:wowkorea)
韓国の洪楠基 経済副首相兼企画財政相(画像提供:wowkorea)
韓国は、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP・TPP11)への加盟のための手続きを準備する中、近いうちに公式に加盟宣言の発表をするものとみられる。CPTPPへの加入に備えて、衛生検疫・水産補助金・デジタル通商・国営企業など4大分野における国内の制度整備案を立てた。

また国家間における経済・技術競争の深化に対応するため、別途に経済・安保における大臣級の協議体を新設することにした。

韓国政府はきょう(27日)、ホン・ナムギ(洪楠基)経済副首相兼企画財政相の主宰により開かれた対外経済相会議において、先のような内容が盛り込まれた主要国とのFTA(自由貿易協定)推進の現況点検および対応方向、対外経済安保戦略会議の運営案などを話し合ったことを明らかにした。

韓国政府は、CPTPPの主要加盟国および友好国との協力体制を強化し、主要国の立場の分析などを基に推進日程・アクションプランなどを点検する計画である。ホン副首相は「CPTPPへの加盟に備えて、衛生検疫・水産補助金・デジタル通商・国営企業など4大分野における国内制度の整備案を立てた」とし「整備案を基に、友好的な対外条件作りの努力をより強化していく計画だ」と語った。

このようなことから「韓国の公式的なCPTPPへの加入宣言が迫っている」という見方が優勢である。すでに中国と英国・タイはCPTPPへの参加を推進中である。現在CPTPP参加国の総経済規模は、全世界の国内総生産(GDP)の13%を占めている。ここに米国・英国・中国・韓国が加われば、世界のGDPの半分を超えることになる。

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