文在寅韓国大統領による「終戦宣言の推進」の提案に、米国防省は「終戦宣言に対する論議は開かれている」という見解を明らかにした(画像提供:wowkorea)
文在寅韓国大統領による「終戦宣言の推進」の提案に、米国防省は「終戦宣言に対する論議は開かれている」という見解を明らかにした(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領が「朝鮮戦争の終戦を宣言しよう」と改めて提案したことについて、米国防省は「終戦宣言に対する論議は開かれている」という見解を明らかにした。

米国防省の報道官は22日(現地時間)の会見で、文大統領が前日国連総会の演説で提案した「終戦宣言の推進」に対する質問に「米国は対北対話と外交を通じて、朝鮮半島の恒久的な平和を達成するために努力し続けている」と答えた。

この報道官は「我々は多様な問題を解決するために、引き続き北朝鮮との関与を模索しており、終戦宣言の可能性への論議も開かれている」と語った。

つづけて「我々の目標は常にそうであるように、朝鮮半島の完全な非核化だ」と付け加えた。

しかし「終戦宣言に対する論議は開かれているが、我々は非核化を達成するために北朝鮮との外交と対話にも専念している」と伝えた。

また「我々はこれが複雑な問題だということを知っており、その種の対話をすることにおいて、我々の外交官たちの役割を支援するために投入している」と語った。

これは、ジョー・バイデン米政権が文大統領の終戦宣言の推進提案に肯定的な立場を表明したものと解釈することができる。

ただ現在としては、北朝鮮が米国の提案した「無条件の対話」に乗り出すことが優先だという点を明確にしたものとみられる。

文大統領は前日、米ニューヨークの国連総会の演説で「終戦宣言が、朝鮮半島の和解と協力の新たな秩序を作る重要な出発点だ」とし「米と南北の3者、または米中と南北の4者が集まり、朝鮮半島での戦争が終了したことを共に宣言することを提案する」と伝えた。

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