ソウル安保対話が開催される(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ソウル安保対話が開催される(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は、多国間安全保障会議「ソウル安保対話(SDD)」を8~10日にソウル市内のホテルで開催すると発表した。 ソウル安保対話は、朝鮮半島の平和とアジア・太平洋地域の安保協力を話し合う場として同部が2012年から開催してきた国防次官級の多国間会議で、今年で10回目を迎える。 新型コロナウイルスの流行を受け、今年はオンライン・オフライン形式で開催される。9日の開会式では徐旭(ソ・ウク)国防部長官が開会の辞を述べ、ラーブ英外相がビデオ演説する。 在韓外国大使館の関係者は会場で出席し、各国の安保関係者はオンラインで会議を参観する。会議の模様は動画投稿サイト「ユーチューブ」の国防部公式チャンネルで配信される。 ランバート米国務副次官補(東アジア・太平洋担当)、日本防衛省の大和太郎防衛政策局次長ら、米国、英国、中国、日本など主要国の国防関連の高官がリモートでの参加を予定している。国防部は「米日中ロなど域内主要国の外交・安保高官が初めて同時に参加することに意味がある」と説明している。 本会議では「朝鮮半島平和プロセスと軍備管理」に関する討論が行われる。朴宰民(パク・ジェミン)国防部次官をはじめ、米国、英国、中国、ロシアなど主要国の官僚や民間専門家がリモートで討論に参加する。 このほか、アジア・太平洋地域の安定性、グローバル保健危機と協力的な民・軍関係、安全なサイバー空間のための国際協力などをテーマに議論が交わされる。特に、今年は新たな安保懸案に浮上した気候変動と宇宙分野の安保脅威が初めて主要議題に選定された。 国防部はソウル安保対話について「朝鮮半島に持続可能な平和を構築するため、国際社会との緊密な協力と支持基盤を固める機会になるよう期待している」と伝えた。
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