ブリンケン米国務長官は、アフガニスタンのガニ大統領に対し不満を表した(画像提供:wowkorea)
ブリンケン米国務長官は、アフガニスタンのガニ大統領に対し不満を表した(画像提供:wowkorea)
アントニー・ブリンケン米国務長官は22日(現地時間)「アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領は 今月15日の首都カブール陥落(かんらく)前日まで『戦う』と言っていたのに、その翌日 海外に逃げていった」と不満を表した。

ブリンケン長官はこの日、米CBS放送に出演し「一週間前に戻ってみよう」とし「私はその前日、ガニ大統領と通話した。彼はその時『死ぬ覚悟で戦う』と言っていた」と落胆した表情を浮かべた。

つづけて「その翌日 彼は去ってしまい、軍隊は崩壊した」と語った。

ガニ大統領は、イスラム武装勢力“タリバン”がアフガンの最後の砦(とりで)である首都カブールまで包囲したことで、去る15日 夫人・参謀陣と共に逃げ去り、カブールはその日タリバンにより掌握され アフガン政府は崩壊した。

ウェンディ・シャーマン米国務副長官も去る18日の記者会見で、UAE(アラブ首長国連邦)に脱出したガニ大統領に関する質問に「彼はもう アフガンの人物ではない」と語っている。

米国務省の報道官は カブール陥落の翌日である16日 “米国はガニ大統領をアフガンの大統領として認めるのか”という質問に「国際社会と協力する事柄だ」として、直接的な答弁を避けた。

このような冷たい雰囲気は、親米的なガニ大統領を米国がこれまで支援し30万人のアフガン正規軍の育成のために莫大な支援を投入してきたが、アフガン軍がまともに戦うことなく降伏し崩壊したことに対する「強い不信」が反映されたものだと解釈される。

ガニ大統領は、「国外に逃亡し、1億7000万ドルちかい現金を持ち出していた」という報道が出たことで、反感を買っている。

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