30日(現地時間)ニューヨークタイムズ(NYT)は、米疾病予防管理センター(CDC)の内部報告書から引用して 先のように報道した。この報告書によると、「デルタ株は 水ぼうそうウイルスのように容易に拡散し、平均して1人の患者が 8人から9人に感染させる」と言及された。本来 新型コロナの感染力は、風邪のレベルである 1人の患者が平均して約2人に感染させるものとされているが、デルタ株は それより4倍も深刻なレベルで感染させるという内容が述べられていた。
この報告書は「デルタ株が、ワクチンを接種した人にも突破感染(ワクチン接種者による感染)が可能だ」と説明している。また その感染力は「マーズ(MARS・中東呼吸器症候群)」「サーズ・SARS(重症急性呼吸器症候群)」「エボラウイルス」「季節性インフルエンザ」「天然痘」「一般の風邪」より強いと警告した。
また CDCはこの報告書で、デルタ株の拡散について「ゲームは変わった」と表現し、保健当局の警戒を求めた。この文書の内容は、最近 感染の危険が高い大都市に対して「ワクチン接種をしたかに関係なく マスクを着用するよう」勧告した CDCの指針の修正に、大きな影響を与えたものとみられる。
一方 ことしの4月には「マスクをはずして登場していた」ジョー・バイデン米大統領も、最近 「マスク着用の必要性」を繰り返し強調している。
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