去る29日、韓国の中央日報は「全国迷子・失踪家族探し市民の集まり」のナ・ジュボン会長のインタビューを通じ、このように報道した。
ナ会長は30年以上、カエル少年事件を関連とした真相究明を要求していた。彼は「交差接種後に亡くなった警察官は、カエル少年の内1人の叔父」だとし、「家族に数十年ぶりに再び訪れた悲劇に心が痛い」と伝えた。
クミ(亀尾)警察署所属のA警衛は去る20日午前、自宅リビングで倒れ、家族に発見され病院に移送されたが亡くなった。
A警衛は去る4月28日にアストラゼネカ製ワクチンの1次接種を受け、今月17日にファイザー製のワクチンを2次接種として受けた。当時彼は頭痛と悪寒などの異常反応を訴えたという。
アストラゼネカ製のワクチンとファイザー製のワクチンを交差接種した後に死亡した事例は、A警衛が初めてだ。
A警衛の甥を含めたカエル少年事件の被害者である5人の少年たちは、1991年3月26日、サンショウウオの卵を拾おうと家を出たがそのまま失踪し、2002年9月26日、テグ(大邱)のワリョン(臥竜)山で骨の状態で発見された。
今回の事件と関連してA警衛の家族は、死亡原因に対する真相究明を要求している。
A警衛の妻は去る28日、青瓦台(韓国大統領府)の国民請願掲示板に、「コロナワクチンアストラゼネカとファイザーを交差接種した後、初めて死亡した警察官の無念の死の死因を明らかにしてください」というタイトルの請願を掲載した。
A氏夫人は青瓦台国民請願を通じ、「夫はAZ製ワクチンの受給不足と警察官として早い業務復帰の為、選択の余地なくファイザーワクチンへと交差接種するしかなかった」とし、「普段は基礎疾患もなく、誰よりも健康だったので夫の死が今でも信じられない」と書いた。
また、「夫にどうしてこんなことが起きたのか知りたいが、防疫当局や警察は明確な回答をしてくれなかった」とし、「夫の死亡が単なる個人的な不運で終わらないよう、ワクチンの副反応による因果関係を明らかになるよう願う」と話した。
最後に「韓国全ての国民が不安にならず、安心して接種できる安全なワクチンになるよう願う」と加えた。
該当の請願は一日で5000人以上の同意を受け、現在管理者検討の為非公開へと処理された状態だ。
これに先立ち中央防疫対策本部は、去る22日に「疫学調査結果と解剖所見を元に被害調査班で今後審議を掛け、最終的な評価を発表する予定」だと明らかにした。
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