民弁「セウォル号記憶空間撤去を中断せよ」...人権委に緊急救済申請=韓国(画像提供:wowkorea)
民弁「セウォル号記憶空間撤去を中断せよ」...人権委に緊急救済申請=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の「民主社会のための弁護士会(民弁)」は24日、ソウル市の光化門広場にあるセウォル号記憶空間の撤去について、国家人権委員会に緊急救済を申請したと明らかにした。

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民弁は人権委に記憶空間撤去の中断と施設の再設置法案など、後続計画を樹立・執行することをオ・セフン(呉世勲)ソウル市長に勧告してほしいという陳情と共に、緊急救済を申請したことが分かった。

民弁は「ソウル市による記憶空間の撤去強行は、国際人権法上、退行禁止の原則、国家または地方自治団体が人権の積極的確保のために負担する最小限の義務と適法手続きの原則に違反し、被害者と市民の記憶と追悼の権利を侵害する行為」と指摘した。

続いて「適法な戒告手順ではない口頭通知と具体的な履行期間および方法が分からない公文書で撤去強行の意思を明らかにし、最小限の手順さえ遵守しなかった」と強調した。

国家人権委員会法によると、人権委は陳情を受理した後、調査対象に対する人権侵害や差別行為が続き、これを放置すれば回復が難しい被害が発生する恐れがあると認められる場合、陳情事件を決定する前の職権で緊急救済措置勧告を行うことができる。

ソウル市は前日、光化門広場の再構造化工事を理由に広場内にあるセウォル号記憶空間の撤去を試みたが、遺族の反発で撤収した。

4・16連帯によると、ソウル市の関係者らは前日午後4時頃、記憶空間の物品整理を試みたが、これに反対するセウォル号遺族らと1時間30分ほど対峙した後、撤退した。

これに先立ち、ソウル市は今月初め、光化門広場の再構造化工事を理由に、「今月26日にセウォル号記憶空間を撤去する」という立場を遺族に通知している。
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