“漢江(ハンガン)の奇跡”韓国、UNCTAD史上初の「先進国」に地位変更(画像提供:wowkorea)
“漢江(ハンガン)の奇跡”韓国、UNCTAD史上初の「先進国」に地位変更(画像提供:wowkorea)

 韓国の国連貿易開発会議(UNCTAD)所属のグループが先進国に変更になった。UNCTAD設立57年の歴史上、初めてのことだ。

 韓国外交部が4日に明らかにしたところによると、UNCTADは今月2日(現地時間)、スイスのジュネーブ本部で開かれた第68回貿易開発理事会の閉幕セッションで、韓国の地位を「グループA(アジア・アフリカ)」から「グループB(先進国)」に地位変更する案件を全会一致で可決した。

 UNCTADとは、途上国の産業化や国際貿易への参加増進を目的に設立された国連常設機構だ。アジアやアフリカなどの主に開発途上国が含まれたグループAと先進国のグループB、中南米国家が含まれたグループC、ロシア・東国圏グループDの4グループで構成される。

 グループBは欧州と北米を中心に構成されており、グループBに所属しているアジア諸国は日本が唯一だった。しかし、今回の地位変更でグループBの加盟国が31カ国から32カ国に増えることになる。

 韓国外交部は今回の地位変更は「世界10位の経済規模、P4G首脳会議開催とG7首脳会議出席などで高まった地位を反映したもの」と説明した。

 今回の地位変更案件が全会一致で議決された直後、韓国側の首席代表として出席したイ・テホ駐ジュネーブ大使は「韓国こそ“貿易は経済発展の主要手段”と明示したUNCTAD設立文書のビジョンを示した成功事例」とし、「今後、韓国が主要供与国としてUNCTAD内でより積極的に架け橋の役割をしていく」と述べた。

 グループAのアジア太平洋地域の調整国であるパキスタンの駐ジュネーブ大使は、韓国がUNCTAD内のさまざまなグループ間での架け橋の役割をすることを希望し、グループBで一緒に活動することになった欧州連合(EU)は韓国の先進国グループへの移動を歓迎した。

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