韓国通販大手「クーパン」火災事故...監視カメラ映像公開「スプリンクラーが作動せず」(画像提供:wowkorea)
韓国通販大手「クーパン」火災事故...監視カメラ映像公開「スプリンクラーが作動せず」(画像提供:wowkorea)
今月17日、韓国の京畿道利川市にあるクーパン物流センターで発生した火災事故当時の監視カメラ映像が公開された。黒煙が充満するまでスプリンクラーが作動していない様子も確認された。

火災を捜査している警察は、来週から本格的な火災原因調査に入る。京畿南部警察庁捜査専門チームは26日、来週初めに国立科学捜査研究院、京畿消防災難本部、韓国電気安全公社などの関係機関と合同鑑識を行う計画だと明らかにした。

今回の火災事故は、火災発生五日目の22日に完全に鎮圧され、建物崩壊の危険も解消され、内部進入が可能な状態である。

警察は火災当日の物流センター地下2階の物品庫内の監視カメラを通じて発火地点を確認し、この周辺を中心に鑑識を行うことにした。

環境労働委員会所属のクォン・ヨンセ議員が公開した監視カメラ映像を見ると、午前5時11分ごろ、陳列棚の上から花火が散り始めた。

地下2階には、エアコンが設置されておらず、陳列棚の上に扇風機を差し込むための電線がいくつかあり、このうち1か所から花火が発生したものと推定される。

映像を見ると、陳列棚の上から火の粉が落ち始め、すぐに炎が陳列棚全体に広がった。その後、火が大きくなり、黒煙が周囲を埋め尽くすまでスプリンクラーが作動していない様子も確認された。

午前5時36分に倉庫の外に漏れ出した煙を見た勤務者が初めて火災通報をし、7分後に消防隊が到着し鎮火作業が始まった。

クーパン側の避難の遅れやスプリンクラーの任意操作疑惑などを捜査している警察は、監視カメラ上の時間と実際の時間が一致していない可能性を念頭に置き、正確な火災時点について捜査を行なっている。

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