同居友人の虐待で死亡した「34kg男性」…「一人で歩くこともできなかった」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
同居友人の虐待で死亡した「34kg男性」…「一人で歩くこともできなかった」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国ソウル麻浦区のアパートで友人二人に監禁され、暴力行為を受けて死亡した20代の男性が、2か月間続いた虐待により支えがなければ一人で歩くこともできないほど健康状態が深刻だったことが分かった。

A(20)氏が死亡した状態で発見されたソウル麻浦区延南洞のアパートの監視カメラには、1日、A氏が一人で歩くこともできず、被疑者キム氏(20)とアン氏(20)に支えられて、家に入るシーンが映っていた。その後A氏は死亡するまで家の外に出なかったことが分かった。

国立科学捜査員の1次所見によると、A氏の体重は34kgで深刻な栄養失調状態であり、肺炎の症状もあった。A氏の体からは暴行の跡が発見された。彼はしっかりとした食事もとれないまま被疑者らの継続的な虐待が原因で死亡したとみられる。

A氏を死亡させた疑いで拘束された友人キム氏とアン氏は、A氏の家族が自分たちを傷害罪で告訴したことにより犯行を犯したことが分かった。

警察によると、昨年11月7日、A氏はキム氏とアン氏を傷害罪で大邱の警察署に告訴した。告訴を受けたソウル永登浦警察署は今年1月、二人を被疑者として呼んで陳述させた。この捜査が終わった3月30日頃、被疑者は大邱の両親の家で治療中だったA氏を自分たちの家に連れて行ったことが把握された。

この時からキム氏とアン氏は、A氏に虚偽の陳述を強要したり、警察の告訴を取り下げるよう要求した。今年4月17日、永登浦警察署がA氏に対面調査のため出席を求めたが、彼は「ソウルにいないため出席できない」と答えた。

その後、警察に「告訴を取り下げたい」という趣旨のメッセージを送った。警察はその時A氏の隣に被疑者がいて、メッセージも被疑者らによって送信されたものと見ている。

警察関係者は「被害者にあらゆる行為を強要した形跡があまりにも多い」とし「何の嫌疑を適用するか一つずつ確認している段階だ」と述べた。

警察は被疑者を捜査妨害の疑いでも処罰できるか検討中である。
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