ムン・ジェイン(文在寅)大統領はG7諸国および招待国の首脳らとマスクなしで対面した。握手の代わりに肘と肘を合わせて挨拶を交わし、記念撮影をするときは一歩ほど距離を置いたが、ポストコロナの感覚を出すには十分だった。各国の首脳らは午餐や晩餐、二国間会談を行い、近い距離で障害物なしに疎通を図った。
室内で行われたG7拡大会議でも同じだった。G7諸国と韓国、オーストラリア、南アフリカ共和国などの招待国、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、マスクや仕切りを設けることなく会議テーブルに集まって座った。
この会議では韓国の位置付けも変わったことが確認された。議長国である英国のボリス・ジョンソン首相の隣に文在寅大統領の座席が準備されたのだ。その反対側にはジョー・バイデン米大統領が座り、G7諸国でもある日本の菅義偉首相の座席はボリス・ジョンソン首相から離れたところに準備された。
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