李俊錫氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李俊錫氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で11日、保守系最大野党「国民の力」の代表に国会議員の経験がない36歳の李俊錫(イ・ジュンソク)氏が選ばれ、政界に衝撃が走っている。

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 李氏は2011年、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に同党の前身、ハンナラ党の非常対策委員会委員に抜てきされ、政界入りした。米ハーバード大卒で、低所得層の学生を対象に無料で教育サービスを提供するベンチャー企業家という経歴が注目を集めた。

 12年の大統領選で朴氏を支援し、「朴槿恵キッズ」とのあだ名がつけられた。

 朴氏が弾劾に追い込まれた際は離党、「正しい政党」に入党。17年の大統領選は同党の劉承ミン(ユ・スンミン)氏を支援した。

 16年の総選挙と18年の国会議員補選、20年の総選挙でソウル市蘆原区の選挙区から出馬したが、いずれも落選。それでも、ケーブルチャンネルを中心に活発にテレビ出演を行い、強気の言動で知名度を高めた。

 20年の総選挙を控え、保守系政党の合併で発足した「未来統合党」(現・国民の力)で執行部入り。今年4月のソウル市長選では呉世勲(オ・セフン)候補陣営でニューメディア本部長を務めて20代男性からの圧倒的な支持を引き出し、当選に貢献した。

 今回の党代表選では選挙事務所、選挙カー、携帯電話のショートメッセージを使わない「3無戦略」という型破りの選挙運動を展開。交流サイト(SNS)を通じ、支持者と直接意思疎通した。


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