“闘病の末に他界”ユ・サンチョル氏、日韓W杯戦友アン・ジョンファンらとちょうど1年前に出演した番組で語ったサッカー哲学(画像提供:wowkorea)
“闘病の末に他界”ユ・サンチョル氏、日韓W杯戦友アン・ジョンファンらとちょうど1年前に出演した番組で語ったサッカー哲学(画像提供:wowkorea)
仁川ユナイテッドFC元監督のユ・サンチョル氏がすい臓がん闘病の末に7日、他界した。

ユ・サンチョル の最新ニュースまとめ

 ちょうど1年前となる昨年の6月7日、ユ・サンチョル氏は、元サッカー選手のアン・ジョンファンがレギュラー出演しているJTBCのバラエティ番組「集まれば蹴る」に出演した。

 その日は、2002年日韓ワールドカップの“ベスト4神話”の主人公であるイ・ウンジェ、ソン・ジョングク、チェ・ジンチョル、イ・チョンス、チェ・テウクも出演。

 がん闘病中とは信じられないほど元気な姿で登場したユ・サンチョル氏は「今はすごくよくなっている状態だ」と語り、闘病への強い意志を見せた。

 タレントのチョン・ヒョンドンが「もし収録が長くなったら、コンディションが悪くなるのではないか心配だ」と伝えると、「長くなったら帰りますよ」と冗談を言って笑わせたりもした。

 またアン・ジョンファンは「兄さんと一緒に代表チームにいた時が懐かしい。いつか本当にプロのチームを引き受けて、ユ・サンチョル監督のチームと対決したい」と栄光の瞬間を思い出しながら涙を流した。

 これに対してユ・サンチョル氏は「これ以上、弱い姿を見せるのは嫌だ。きちんと治療して必ず打ち勝つ」と答えた。

 またユ・サンチョル氏はこの日、自分なりのサッカー哲学を語った。「人を動かすことのできる力がなければならない。自分の実力があるかないかではなく、自分のチームのために犠牲になれる心構えが大事だ。ボールをうまく蹴れるかどうかは関係ない」と伝えた。

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