「n番部屋事件」のチョ・ジュビン被告、厳罰に8000人嘆願したのに減刑…「判決は遺憾」=韓国の女性団体(画像提供:wowkorea)
「n番部屋事件」のチョ・ジュビン被告、厳罰に8000人嘆願したのに減刑…「判決は遺憾」=韓国の女性団体(画像提供:wowkorea)
性搾取映像物の製作・流布と犯罪団体組織の容疑などで裁判にかけられたテレグラム‘パクサ(博士)部屋’の運営者チョ・ジュビン被告が控訴審で3年の減刑を受けたことに対し、女性団体が遺憾の意を表した。

1日、ソウル高裁で開かれたチョ被告の判決公判が終わった直後、テレグラム性搾取対応共同対策委員会(以下、対策委)は裁判所前で記者会見を開き「裁判所は加害者が被害者と社会に及ぼした悪影響に注目するだけでなく、彼らが行った犯罪が女性暴力であることを明確にし、少なくとも減刑だけはあってはならない」と明らかにした

対策委は、テレグラム性搾取事件が本格的に知られ、論難になった昨年2月、韓国サイバー性暴力対応センターなど、9つの女性団体が連帯して結成した団体だ。

対策委は「n番部屋の加害者の身元公開を要求する国民請願には200万人が賛成しており、今回の2審の厳罰を促す嘆願書には8000人を超える市民たちが署名した」とし「彼らがテレグラム性搾取加害者たちの厳罰を要求するのは、単に彼らだけを断罪しようとするのではない。彼らの後ろに隠れている数多くの性搾取加害者はもちろん、彼らの加害を可能にした性差別的社会構造を正そうという念願が込められている」と説明した。

続いて「今日の判決はチョ・ジュビンという1人だけでなく、性差別的、女性嫌悪的構造と文化を厳罰に処するきっかけにしなければならなかった」と声を高めた。

対策委はまた「司法部はテレグラム性搾取加害者たちを減刑なく厳罰に処し、さらなる加害者たちを引き続き捜査および検挙し、韓国社会はこれ以上、女性に対する性搾取が容認されないのはもちろん、女性を品評化して対象化する文化、女性嫌悪が許されない社会であることを明確にしてほしい」と伝えた。

さらに「そのスタート地点にならなければならなかったのに、そうならなかった今日を我々は記憶する。我々はより良い判決を、より良い社会を望む」と述べた。

チョ被告はこの日、原審より3年減刑された懲役42年の判決を受けた。裁判所は、チョ被告が一部の被害者と合意し、別件の起訴事件で量刑が追加される可能性などを念頭に置いて、このように言い渡した。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 83